1. >
  2. >
  3. カナダの結婚式の伝統

カナダの結婚式の伝統

特に決まった形がなく自由なスタイルで結婚式が行われることが多い

カナダはたくさんの人種が集まる移民の国ですので、結婚式や結婚にまつわる様々な習慣は、それぞれが持つ文化によって大きく異なります。
そのため、決まった伝統的な習慣というものはあまり見られず、かなり自由なスタイルで行われることが多いと言えるでしょう。

全体的にはキリスト教を信じている人が多いので、教会で結婚式を執り行うことが多い傾向にあります。
または、役所などに書類を提出して民事的に婚姻を証明して終わりというケースもあるのです。

日本で言うところの結納のような習慣はありませんが、事前に結婚式や新居についての費用をお互いに話し合って分担するなどのために集まることもあります。
また、婚約してからお互いの相手や家族を紹介するために、一緒に食事をするなどの集まりを計画するケースも多く見られます。
カナダでは、付き合っている段階から両親に相手を紹介して一緒に時間を過ごすことも多いため、こうした食事会はお披露目のようなものと言えるでしょう。

お互いに費用を分担しあって結婚式をすることも

カナダの披露宴のスタイルは、家族や友人が集まって一緒に食事やお酒を楽しみ、ケーキカットをするといった感じです。
費用については特に決まった習慣があるわけではありませんが、新郎と新婦、もしくはそれぞれの家で分担を決めて、お互いに費用を分け合うということもあります。
地域によっても差がありますが、新婦側の母親が率先して料理や会場の手配などをすることも多く、結婚式の前はかなり忙しくなるのが普通です。

会場は自宅や自宅の広い庭などを使うこともありますが、パーティー会場などを借りることもあります。
人数はそれぞれのカップルによってかなり差がありますが、数十人から200人程度というところです。
日本のように単に仕事上の付き合いがあるというだけの関係で呼ぶことはほとんどなく、友人など親しい人を招待するのが普通です。

披露宴や二次会で余興をすることも

カナダは地域によって色々な人種が混じっている国ですので、それぞれの文化によって披露宴の内容が変わってきます。
披露宴や二次会で、友人が歌を歌ったり楽器を演奏したりと余興をすることもあります。

そして、披露宴の一つのメインとも言えるのがダンスで、特に新婦の父親と新婦がダンスをするシーンは多くの人に感動を与えるものとなります。
このダンスをした後に、新郎新婦がダンスをし、最後にみんなで踊るというのが一般的な習慣となっているようです。
とくにダンスが好きな人たちが集まっているのであれば、かなり長い時間みんなでダンスをして楽しむということもあります。