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タイの結婚式の伝統

大人数での結婚式になることが多いタイの結婚事情

タイでは結婚が決まった場合、日本と同じように結納をすることが伝統的な習慣です。
新郎側が新婦側に結納金と贈り物、通常はゴールドを持っていきます。
結納金の額は特に決まったものがあるわけではありませんが、その額によって家の格式などが分かるとされていますので、しっかりと準備していくことが多い傾向にあります。

その後結婚式の日取りなど、細かな点を決めていくわけですが、タイでは占いがとても重要なものとされていますので、権威ある占い師に結婚式の日取りを決めてもらうことが多いようです。
タイの結婚式は人数が多く、時に1000人近くにもなります。
というのも、誰かを招待したら、その人だけでなくその家族も一緒に来るのが普通になっていますので、どうしても全体の数が多くなってしまうのです。

こうしたことから、会場を選ぶにしても料理の準備をするにしても、タイではかなり大変な作業となります。
費用も相当掛かりますので、新郎は事前に貯金をしてきちんとお金を貯めなければなりません。

日本と似たようなスタイルで結婚式が行われることが多い

タイでは都市部と農村部で、伝統的な結婚式が行われるかどうかが異なってきます。
かなり田舎の農村部では昔ながらの伝統的なスタイルで、部族に伝わるしきたりに従って結婚式が執り行われることもあります。

しかし、都市部ではかなり先進国の文化が浸透していますので、日本と同じようなスタイルで結婚式が進んでいくということがほとんどです。
新郎新婦の入場や歌などの余興、インタビュー、両親への花束贈呈、ケーキカットなどがよく行われます。
また、ウエディングをプロデュースするプロがいたり、専門の会場やカメラマンがいたりすることもあります。

結婚式に際してご祝儀を渡す習慣があって、日本円にして3,000円くらいのお金を包むことが多いようです。
日本で見ると少ない金額ですが、タイは貨幣価値が日本よりかなり低いので、それなりの金額となります。
引き出物というより、新郎新婦から感謝のプチギフトのような形で、簡単な雑貨などが帰りに渡されるのが一般的です。

たくさんの写真を撮ることが多い

タイの人たちは記念写真をとても大事にしますので、結婚の際にもたくさんの写真を撮ります。
プロのカメラマンがたくさんいて、専門のスタジオもありますので、衣装をたくさん変えたりシチュエーションに変化を付けたりしながら、たくさんの写真を撮ります。
その後、立派なアルバムを作って本人たち用、家族用などにして配ることもあるのです。

結婚後に新婦側の家に入って一緒に住むこともありますが、都市部では二人だけで住むというケースが増えています。